一庭一客

■５号庭園 ウバメの森のウッドデッキ (2021年完成)

　赤と青のもみじの庭の間を通り、東へ向かう道の真ん中辺にウバメの森の入口はあります。サルスベリともみじの間を通り、ウバメの森に入ります。元々は庭木だったものが、植えてから３０年近くなり、すっかり大きくなって、どんぐりをたくさん落とす大きな森になって広がります。

　ウッドデッキは、もみじの木を中心に幅８m奥行き４mの大きさです。靴を脱いで上がります。赤く見えるのは、ドラム缶のイスです。もみじの木の下に小さなガーデンテーブルを置いて、本を読んだり、食事をしたり、ティータイムもバーベキューも楽しんで…思い思いの時間を過ごすことができます。犬、猫、鳥などペットもOKです。

あなたは、どなたとここで過ごしますか？

【ウバメの森体験会　感想・アンケート】

[Rさん・2021年秋］自然の中に身を置くことで、自分の身体も自然の一部であると感じることが出来ますよ。

日常の喧騒から離れて、静かに自然を感じたい方はぜひ。

 「何もしなくて自由気ままに過ごせるという時間の貴重さ」「日常においてそのような時間が存在していない」という>もっと見る

 [T・Uさん・2021年秋］

 心の中に静けさといいますか、一言でいうと『無』な感じです！「ここにいるだけでいい！」そんな>もっと見る

 [T・Sさん・2021年秋］

ウッドデッキに大の字で寝転がり、目を閉じました。陽の光を浴びながら、風に揺れる木々の音に耳を澄ませました。そして澄んだ空気の中で深呼吸すると、体から力が抜けてリラックスするのを感じました。>もっと見る

 ■１号庭園　石庭　(2020年完成)

　辰ヶ山を望む石庭です。正面の入口から続く小道の先にこの場所はあります。ゆずり葉の木の下で、鳥の声を聴きながら風に吹かれて佇むのもよし、ランチタイムやティータイムを楽しむのもよし、歌っても、踊っても、瞑想してもよし、昼寝してもよし。思う存分お好きなようにおくつろぎください。ガーデンテーブルのご用意ができます。

　私たちの朝は、この場所で朝陽を浴びて、身体を伸ばし、「おはよう！ありがとう！元気だよ！」と言うことからはじまります。

　あなたは、ここでどんな時間を過ごしますか？

■２号庭園　竹の小部屋　(2020年完成)

　石庭から左にぬける小道の先にあります。写真は、入口に向かってやや上を見上げたときに光が差し込む様子です。青空に竹の葉の緑色が鮮やかに映り、朝のまばゆい空気を吸い込むと、新しい１日の始まりを感じることができます。竹の小部屋の中には、小さなガーデンテーブルを１つ、椅子を２脚置けるだけのスペースがあります。

　竹の葉を揺らしながら通りぬけるやさしい風を感じながら、鳥たちの呼び合う声を聴き、目の前には築山とひょうたん池が見えます。

　あなたは、ここで誰と過ごしますか？

■３号庭園　もみじの庭-青- (2020年完成)

　石庭に隣接して南側にあります。青石ともみじの彩りの変化を愛でる庭です。新緑のころの若緑色、夏の濃い緑色がさわやかに涼し気に映るもみじです。

　６月には紫陽花が咲き、１１月にはサザンカが咲き始めます。青石の後ろのシシガシラモミジが真っ赤に紅葉するのは１１月中旬以降、気温が下がってからです。対になる庭「３号庭園　もみじの庭-赤-」と合わせて、季節の変化を存分に楽しめる庭です。

　あなたは、青と赤、どちらの庭がお好きですか？

■３号庭園　もみじの庭-赤-(2020年完成)

　「３号庭園　もみじの庭-青-」と通路を挟んで南側にあります。赤石ともみじの彩りを楽しむ庭です。赤石にかぶさるように枝を垂れるもみじの姿が美しく、つくばいの水で濡らすのも趣きがあってよいでしょう。

　夏の間は、サルスベリが彩りを添え、花を楽しむことができます。夕暮れ時の空がきれいな庭です。

　３号庭園もみじの庭は、赤と青の２つから成り立っています。種類の異なるもみじをご覧ください。

　あなたは、どのもみじがお好みですか？

■４号庭園 築山とひょうたん池 (2021年完成)

　竹の小部屋の前に築山とひょうたん池はあり、竹の小部屋の中から、もみじ、ハナミズキ、サザンカの花や紅葉を楽しむことができます。ひょうたん池の中の石にはイワヒバが生え、水面にはアメンボが泳いています。

　晴れの日も雨の日も、趣があっていいですね。

　あなたは、ここで何を最初に見つけましたか？

植えた植物の名前(品種名)：栃の光、胡蝶の舞、アオヤギ、茜雲、リュウグウ、ツルノマイ、万葉の里、オキシモ、美峰、シマセキショー、ハナマトイ、カギリニシキ

■ウバメの森・プログラムのない音楽会

(ネイチャーピアノ体験会)

　もしも、このもみじの木の下でピアノを弾いたなら…どんなに気持ちいいことでしょう。このウバメの森のウグイスの声を聴いていた時に思いつきました。早速、取り掛かりました。(2021年3月)

　この仮設のウッドデッキが体験会予定地です。東京・国立に住んでいた頃、父の知人から譲り受けた象牙の鍵盤のピアノを30年ぶりによみがえらせたい。そう思うと居ても立っても居られなくなり、次は、ピアノを調律してこの場所に運び、プログラムのない音楽会をしようと計画しています。

　あなたはここで、何を弾きますか？何を聴きたいですか？

■空を楽しむ南天ガーデン

　ハーブガーデンで収穫祭(計画中)

　見渡す限りの青い空、浮かぶ雲。南天ガーデンの中から空を見上げると、さえぎるものがない自由で爽快な空間が目の前に広がります。

　長年手つかずだった南天畑の前に立ち、もみじとマユミの木のウェルカムゲートをくぐると、そこは空を楽しむ南天ガーデンでした。鳥の声が聞こえてきます。生い茂ったシダを刈り、ユンボで整地して…ウッドデッキよりもずっとずっと広い、オープンなスペースが出来上がります。南天に囲まれたこの土地は、ハーブを植えようと計画中です。 

■静かの森 カイヅカドーム

（インナーピースを体験する場所へ） 

　この小さな森の中の広場は、空と木しか見えません。まるで、秘密基地。中央に高く伸びた初光(サザンカ)の白い花びらが舞い落ちてくる様は、幻想的で別世界のように感じます。(１１月下旬)

　１００年後にのこす癒しの庭の一番奥の静かな場所は、これまでを振り返り、これからを創るために静かな時間を持つのに適した場所になりそうです。「２号庭園 竹の小部屋」同様に心穏やかに過ごす天然のセラピールームとして体験していただく場所になります。